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  • 2019_09

映画「ジャズ大名」

最近、監督さんか俳優さんの名前で邦画を観ることが多くなった管理人。

俳優さんでは、西島秀俊さん出演作品が多いです。(笑)

監督さんでは、野村芳太郎監督、成瀬巳喜男監督、岡本喜八監督作品などなど。。
溝口健二監督作品もいいですね~
「武蔵野夫人」を観て、武蔵野の風景がすごく綺麗に映像化されていて、まるで絵画を見ているような映像シーンです。
次は「雨月物語」を観ようと楽しみにしています。

昔の映画ばかり観ています。(笑)

で、
今回のお勧めは、岡本喜八監督の「ジャズ大名」
この作品はすごく面白く、そして楽しい!!

以下、ネタバレです。

幕末の駿河の小藩の港に、黒人男性3人を乗せた小船が流れついた。(4人だったけど途中で1人は船上で死亡)
アメリカ南北戦争で開放され、アフリカへ帰るつもりの黒人男性たちがアフリカ行きではない船に乗ってしまい、小船に乗り換え漂流してしまったのだ。

ちょうど、幕府に付くか薩長に付くか決めかねていたお殿様は彼らを保護する。

音楽が大好きな殿様は彼らのジャズ演奏を漏れ聴いて、会いたくてたまらない!

やっと望み叶って、
船上で亡くなった黒人男性の形見のフルート(かな?)を試しに吹いたら楽しくて嬉しくて仕方ない。

それからは家老、家来衆、腰元、藩医、お坊さんも巻き込んでの連日ジャズ演奏会。

まあ~藩のあらゆる人たち総出のジャズ演奏会が、黒人男性3人を隠すはずだった地下の座敷牢で行われたのであります。

楽器は近くにあるものならなんでも。。。藩医さんは大きな入歯の型を叩いてリズムを。。。(笑)

そのうち、幕末の”ええじゃないか!ええじゃないか”も加わり。。(笑)

地上の座敷は殿様の命令で、畳を裏返し、襖を外し、通路となしたので、幕府軍、官軍が行き交う。(この小藩は東海道の難所を細長く占める城のため)

地下では連日連夜黒人たちとの藩を揚げての大ジャズ演奏会と相成ります。

ジャズに明け暮れているうちに官軍が錦の御旗を掲げて通過。
明治の世となったのでありますという。。。

小藩のお殿様役は古谷一行さん。とてもナイスです~。
家老は、財津一郎さん。こちらもばっちり!
脚本が面白いし、古谷一行さんの殿様、味があってとても似合ってます。


あと、地下のジャズ演奏会にはなんと細野晴臣さん、山下洋輔さん、タモリさん、:ミッキー・カーチスさんも参加!
オー!という感じです。(笑)

唐十郎さんも幕末の薩摩藩士でご出演。

すごいですね~。

岡本喜八監督って「日本のいちばん長い日」のような重厚な作品が多いのかなと思っていたのですが、
こんな楽しい映画も製作されているのですね。

一見、面白くて、楽しく軽い映画に思えますが、底流には時代の変化を俯瞰的に見る世界観があるように思いました。(うまく説明出来ませんが。。)

原作は筒井康隆さん。
音楽も筒井康隆さん、そして山下洋輔さん。


高橋伴明監督で西田敏行さん、池脇千鶴さん、西島秀俊さん出演の映画「丘を越えて」と感覚的に通じるものがあるんじゃないかな。。(管理人の勝手な解釈)
映画「丘を越えて」の音楽は、つじあやのさん歌う元気な「丘を越えて」(藤山一郎さんのリメイク)。
この映画大好きなんです。
いつか感想を書きたいと思いつつ、好き過ぎて書けないという。。。




お借りしました。ありがとうございます。(--)






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  2. 日本映画

映画「ゼロの焦点」を観て。。。

先日、久しぶりにDVDレンタルショップに行ったら、古い映画コーナーがあって、
そのなかに、野村芳太郎監督の「ゼロの焦点」があったのでレンタルしてきました。

野村芳太郎監督といえば名作「砂の器」。
今まで観た映画の中で一番感動した作品であり、滂沱の涙を流した作品です。
その野村芳太郎監督の「ゼロの焦点」。
期待大で観ました。

「ゼロの焦点」は、敗戦直後を米軍基地のある立川で生きていた2人の女性。
その2人のその後の人生がある時点で交わってしまったところから起こる悲劇です。 
2人の女性とは、室田佐知子と田沼久子。

この2人が金沢で再会したとき、
室田佐知子は社長夫人で、夫とともに町の名士。
片や田沼久子は、会社員曽根益三郎の妻(内縁)。

田沼久子の夫である曽根益三郎は鵜原憲一の別の名前で、彼は2つの人生を生きていたのです。

鵜原憲一と室田佐知子、田沼久子とは過去立川で接点があります。

その鵜原憲一が結婚するにあたり、
もうひとりの自分である曽根益三郎を抹殺しようとしたところから事件が起りはじめます。

結婚をして東京転勤になった鵜原憲一が仕事の引継ぎのために金沢に行って、そのまま失踪。
新婚1週間の妻鵜原禎子が失踪した夫を探すために金沢へ向かうところから映画ははじまっています。

原作が松本清張さんだから、大筋は「砂の器」と同じで自分の過去を隠すために罪を犯してしまう話です。

「砂の器」はハンセン病に対する偏見により起こった事件で、「ゼロの焦点」は、女性の終戦直後の仕事に対する偏見から起こった事件といえます。


2009年犬童一心監督の「ゼロの焦点」はもう観ているのですが、管理人的にはいまいちだったのです。

新妻鵜原禎子役の広末涼子さんの演技に説得力がないし、

社長夫人室田佐知子役の中谷美紀さんの演技がオーバー過ぎて(特に演説のところ)、興ざめ。

でも、
田村久子役の木村多江さんと、鵜原憲一役の西島秀俊さんは抑えた演技で良かったのですが。


野村芳太郎監督の「ゼロの焦点」は1961年公開作品。
戦後16年後です。
よって、役者さんはみな懐かしい方ばかり。

1961年版では、結婚1週間で失踪した夫鵜原憲一を探す主人公の新妻鵜原禎子役は久我美子さん。
突き詰めた表情、相手を探っているような目の表情を見ていると、夫の失踪の真実をなんとしても明かそうとする決意が伝わってきます。
広末涼子さんは、この思い詰めた表情が伝わってこなかったので、真相を暴いたとき、”どうして犯人が分かったの?”と思ってしまい、とても唐突に感じてしまったのですよ。

そして、1961年版にはなかった社長夫人室田佐知子役の中谷美紀さんの演説。
こちらも室田佐知子が現在どのような立場にいるのかということを強調するための演説シーン。

まあ、このシーンがクライマックスだったと思います。それゆえ中谷美紀さんの演技がエキサイトしすぎてオーバーになってます。
1961年版では室田佐知子役は高千穂ちづるさんが演じられています。
おっとりと優雅で、社会活動もしている社長夫人として描かれています。

1961年版の田村久子役は有馬稲子さん。
有馬稲子さん演ずる田村久子が、大人し気なしゃべり方から一転して蓮っ葉(はすっぱ)なしゃべりになる橋の上のシーンは見応えがありました。口数も少ないのですが、その存在感に圧倒されます。

2009年版での田村久子役は木村多江さん。上手な女優さんですね。
鵜原憲一役の西島秀俊さんとの絡みのシーンは、儚い幸せ感があって、その後の展開が画面に自然と滲み出ています。

鵜原憲一役は2009年版の西島秀俊さんの方が良いですね。

1961年版の鵜原憲一役は南原宏治さんで、男のエゴとズルさ、気弱さが描かれていましたが、
西島秀俊さんが演じられると、男のエゴとズルさ、気弱さがなくなり、
鵜原憲一という人物の良心、哀しさ、男の得たいの知れなさが見え隠れしているという。。。(笑)

西島秀俊という俳優さんの真骨頂を見れる作品になってます。


2009年版は能登の海や崖や海岸線はCGだったように思いましたが、

1961年版は実際に撮影されていると思うので、能登の荒ぶる海と崖、海岸線に沿って走る汽車、村の鄙びた様子が主人公の胸の内と相まって視聴者の心に迫ってくるものがあります。





↓ 野村芳太郎監督「ゼロの焦点」(1961年)
32178998.jpg     1400174557.jpg
                    ↑ 犬童一心監督「ゼロの焦点」(2009年)











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  2. 日本映画

日本映画「海でのはなし」

今日3月29日は西島秀俊さんの43回目のお誕生日なんですね。

おめでとうございます~。

朝から「おめでとう~」のツィートを見かけました。(笑)


去年のお誕生日には、映画「DOLLS」の感想をUPしたのですよ。

あれから、もう1年も経ったのだと思うと感慨深いです。

で、今年は管理人の大好きな映画のひとつ「海でのはなし」をご紹介します。


「海でのはなし」公式サイト      クリック下さいね~



2006年公開作品で、監督・脚本は大宮エリーさん。

宮崎あおいさん、西島秀俊さんのダブル主演です。


T0005009a.jpg



本作はスピッツの曲がバックに流れていて、なぜか映画の評判はイマイチ悪いのですよ。

曲の音量が大きいために肝心なシーンでの話し声が聞き取り難いとか、

映像シーンとスピッツの曲が合ってないとか、

曲が急に切れてしまうとか。。


でも、

管理人は大好きな作品です。


この映画の中で流れるスピッツの曲、特に「ロビンソン」はすごく心に沁みてきます。

「新しい季節はなぜかせつない日々で」の歌詞から始まる「ロビンソン」は、

博士(西島秀俊さん)の人と距離をおいてしまう性格や生きることの不器用さが

その映像と共に表現されていて、印象的な曲になっています。 (本人が歌うシーンもあります。)


親との葛藤に疲れ果てた博士(西島秀俊さん)が、

自分の研究室の本を棚から全部床へ放り投げ、 そのまま床に眠りこけてしまったところへ

両親のことで傷付いている楓(宮崎あおいさん)がやって来ます。

眠っている博士の片耳からイヤホンをとって自分の片耳に入れ、

しばらくの間博士の寝顔を見ているシーンがあるのですね。

そのシーンに「ロビンソン」が流れるのですよ!


スピッツ・「ロビンソン」     ←クリック下さいね。


もうこのシーンは何回観ても、飽きない。(笑)


そして、ラストの

楓の愛の告白に戸惑っていた博士の頑なな心が解けていき、

海辺で楓を抱きしめるのですが、このふたりの佇まいがなんともいいのです。

上映時間は71分。

映画的にはどういう評価かは知りませんが、

すごくうまくまとまったちいさなちいさなラブストーリー。


西島秀俊さん、宮崎あおいさんという素晴らしい役者さんの自然体の演技と

そしてそのふたりの雰囲気にピッタリあったスピッツの曲を愛でる作品なんですよね。



キャスト

 楓:宮崎あおいさん
博士:西島秀俊さん
博士の母:天光眞弓さん
博士の父:保積ぺぺさん
カオリ:菊地凛子さん
博士の同僚:川村早織梨さん
楓の父親:勝野洋さん
楓の母親:毬谷友子さん













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  2. 日本映画

西島秀俊さん主演映画「セイジ陸の魚」を観て。。。

先日、NECOチャンネルで放映されていた映画「セイジ陸の魚」を観ました。

管理人は2回目の視聴です。(ちょっとネタバレかも。。)

原作は、 辻内智貴さん(「セイジ」)

監督は、俳優でもある伊勢谷友介さん。

主演は、西島秀俊さん、森山未來さん。


無題



”陸の魚”という言葉だけでも、セイジのメンタルな生活がどれほどのものかが窺い知れて、胸がつまってしまう管理人です。

”陸”だと魚は呼吸が出来なくて苦しいではないですか。。。!

どんなに生きづらいか。。。。


本作は、就職も決まった大学生(森山未來さん)が自転車で一人旅をして、

ひょんなことからあるドライブインに住み込みでしばし働くようになります。

そのドライブインの雇われ店長セイジ(西島秀俊さん)と、そのドライブインに集まるお客さんたちとの交流、

そして、そこで起こったある出来事を旅人と呼ばれた大学生(森山未來さん)の目を通して描かれています。


セイジ(西島秀俊さん)は如何にも影のありそうな感じの男で、寡黙。

でも、何故か店に集まるお客さんたちには好かれているのです。

ドライブインのオーナーである翔子(裕木奈江さん)とも前半はなんか怪しい関係(?)に描かれています。

普段寡黙で冷めた表情のセイジですが、

常連客のゲン爺(津川雅彦さん)の孫娘りつ子ちゃん(庵原涼香ちゃん)には一緒に遊んだりしてとても優しい。

嬉しそうな笑顔を見せるのは、唯一りつ子ちゃんのみという。。。


旅人(森山未來さん)はそんなセイジに惹かれ、興味をもつようになります。


ある時、りつ子ちゃんの家が連続強盗殺人犯に襲われ、りつ子ちゃんの両親は殺され、

りつ子ちゃんは片腕を失ってしまいます。


ドライブイン常連客みんながそんなりつ子ちゃんを再々見舞うのですが、

あれだけ可愛がっていたセイジだけは一回も見舞いに行かない。


ある日、半ば強引に説得されてりつ子ちゃんと会うことになったセイジは、

りつ子ちゃんの目の前である行動をとるのです。


これは衝撃でした!!!



管理人にはセイジのとった行動は理解不能で、森山さん演ずる旅人もきっと管理人と同じように思ったのでしょうね。

その出来事が起こった後、すぐにその場所を離れてしまいます。


そして、20年後、社会人となった旅人がある封書を読んで、

そのドライブインを20年ぶりに訪れるところから映画は始まっています。



テーマは「人が人を救うこととは。。。!」。


セイジはその「人が人を救うこととはどういうことか。。。」を身をもって示してくれたのですが、

映画では、セイジの過去の体験がその行動に深く関わっているように描かれています。

それは、セイジには過去に辛い出来事があり、陸の魚の如く絶望を抱えて生きており、

生きることを諦めているような男。

でも、誰かが語ったように「一瞬でも生きてみたい」と切に思っている人なのですね。




伊勢谷監督は東京芸大美術科出身らしく、自然の映像がとても綺麗で凝ったシーンが多いのですよ。


ワンシーン、ワンシーンがとても素晴らしい映像なんですが、


そのワンシーンごとの繋ぎ方が意図しすぎなのか、(素人なのに偉そうでスミマセン。)

全体的にストーリーを分かり難くさせているような。。。(単に管理人の頭が悪いせいだけかも知れませんが。。。ーー。)


説明し過ぎなのは良くないですが、説明がなさ過ぎなのも観ているほうはしんどいんですね。


前半にセイジの過去が描かれてないので、前半の八ミリに映る女の子をりつ子ちゃんだと思ったり、

いきなりの強盗殺人事件だったので、犯人はセイジかも。。。と思ったり。。。

後半に入って、セイジは旅人に自分の過去を打ち明けるので、それまでの謎が解けた!!と思ったのもつかのま。


セイジの衝撃の行動です。ーー。


伊勢谷監督は地球環境にすごく興味を持っておられるようで、

寡黙なセイジが動物愛護協会の人に急に饒舌になるシーンがあります。

それは、本作の”人が人を救うとは。。”のテーマとは、大局的に見れば関係ないことはないのですが、

本来の”セイジ”という、一般の人間とはある意味かけ離れた存在を描こうとするならば、

「地球環境」ウンヌンのシーンは、

テーマである「人が人を救うことの難しさ」を分かり難くさせているのではないかと思った次第です。


伊勢谷監督は、インタビューによれば「アンチセイジ」とのことらしいのですが。。



ちょうど、本作とナデリ監督映画「CUT」の撮影が重なっていた時期だったのですね。

インタビューで西島さんは両作は兄弟のような作品だと仰っていました。

管理人的には、「CUT」が”陽”で、「セイジー陸の魚」が”陰”のように思いました。

「CUT」の殴られ役秀二は悲惨ですが、

でも、希望のある明るい作品になっていると思います。


「セイジ陸の魚」でのセイジは衝撃の行動の後、どうなったのか。。20年後のセイジの消息は描かれてないのですね。


想像ですが、一瞬だけ生きて、海に帰ることが出来たのでしょうか??

人として壮絶な過去を持つセイジ。

あのように自分を傷つけることによって人を救うことが、”一瞬の生を生きる”ことだったのだと思うと哀しいですね。


そんな役どころの西島さんでしたが、ナイスキャストでした。(笑)


そして、森山未來さんもうまい役者さんですね~。










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  2. 日本映画

日本映画「日本のいちばん長い日」

最近、近頃の日本映画を観ない夫が、何故か過去の東宝映画、その中でも戦争映画シリーズを買ってきてます。

その中に、前から観たかった岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」があったので観ました。

戦争映画は一昨年に観た佐々部清監督の「日輪の遺産」と成島出監督の「聯合艦隊司令長官 山本五十六」以来です。

去年から今年にかけて「風立ちぬ」や「永遠の0」が大ヒットしていますが、観てないのですよ。

「永遠の0」は、「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督。

「ALWAYS三丁目の夕日」は観ましたが、面白かったかなあ。。。?

CGで昭和の時代の再現とか。。。

CG多用映画はあまり好きじゃないんですね。

「DOLLS」や「ハーメルン」のように生(?)の映像が好きです。

それに、

「三丁目の夕日」の時代を生きてきたので、そんなに感動はないんです~。


なんて勝手なことを言ってますが、やはり映画は監督さんや俳優さんで観てしまいます。


ところで、

映画「日本のいちばん長い日」ですが、1967年(昭和42年)8月3日公開


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三船敏郎さんはじめ、ナント豪華な俳優さんたちの顔ぶれ。。ホント懐かしい~です。


まあ~この俳優陣の顔ぶれを見ているだけで、もう嬉しくなります。(笑)



「日本のいちばん長い日」とは、

御前会議で降伏を決定した昭和20年8月14日正午から、ラジオの玉音放送を通じて国民に対してポツダム宣言受諾したことを知らせる15日正午までの24時間をさしているのですね。


玉音放送の草案、清書、大臣の署名の姿など、玉音放送に向けての政府、放送関係者の慌ただしい動き。

それに対して、降伏に反対する将校たちの熱い思いが結集して起きるクーデターじみた暴発。

また、終戦が決定していることを知らずに若者を特攻隊として見送る上官の姿、その直後に終戦を知った時の涙。

陸軍大将(三船敏郎さん)、海軍大将(山村聡さん)の戦死した部下と爆撃による一般国民の死への思い。


長い苦衷の一日であっただろうな~と観る者も思ってしまいます。

視聴時間も157分の長さです。


でも、重厚な作品で見応えがあります。

当時を生きた軍人、政府関係者、一般民衆の姿から、時代の熱気、敗北への焦燥、喪失感、

でも、次代に託す希望などが描かれているように思いました。


陸軍大将の三船敏郎さんは、やはり凄い存在感ですね。

それに対して、内閣総理大臣鈴木貫太郎役の笠智衆さん、飄々としてなんとも言えない味のある総理大臣を演じられてます。



このお二人の絡みのシーンが、この映画の見所のひとつでもあるのかな。。。


笠智衆さんは、飄々とした演技をされる役者さんで管理人はとても好きです。

成瀬巳喜男監督作品「娘 妻 母」のラストシーンにもホンの数分出演されているんですよ。

子供たちの態度の急変に傷ついたおばあさん(三益愛子さん)が公園へ行くと、

そこに孫の守りをしているおじいさん(笠智衆さん)がいる。

ふたりのちょっとした立ち話の後、映画が終わるのですが、このラストシーンがとても印象深いのです。


飄々として孫の守りをしているおじいさん(笠智衆さん)の姿を通して、

少し気持ちが軽くなったであろうおばあさんの心理状態がふっと浮かび上がってきて、

映画に深い奥行きが出ているようで。。。(管理人の勝手な解釈です。)



「日本のいちばん長い日」で驚いたのは、

出演者の名前が役柄とは関係なく、出演順にラストに流れるのですよ。 それと、

出演陣はほとんど男性で、女性出演者(エキストラ以外)はたったひとり新珠三千代さんのみという。。。




原作:大宅壮一(実際は半藤一利さんのようですが)

監督:岡本喜八

脚本:橋本忍

久しぶりに見た橋本忍さんのお名前。

橋本忍さんってすごく有名な脚本家で、黒澤明監督作品「生きる」、野村芳太郎監督作品「砂の器」など多くの有名な作品の脚本をされています。




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