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映画「ゼロの焦点」を観て。。。

先日、久しぶりにDVDレンタルショップに行ったら、古い映画コーナーがあって、
そのなかに、野村芳太郎監督の「ゼロの焦点」があったのでレンタルしてきました。

野村芳太郎監督といえば名作「砂の器」。
今まで観た映画の中で一番感動した作品であり、滂沱の涙を流した作品です。
その野村芳太郎監督の「ゼロの焦点」。
期待大で観ました。

「ゼロの焦点」は、敗戦直後を米軍基地のある立川で生きていた2人の女性。
その2人のその後の人生がある時点で交わってしまったところから起こる悲劇です。 
2人の女性とは、室田佐知子と田沼久子。

この2人が金沢で再会したとき、
室田佐知子は社長夫人で、夫とともに町の名士。
片や田沼久子は、会社員曽根益三郎の妻(内縁)。

田沼久子の夫である曽根益三郎は鵜原憲一の別の名前で、彼は2つの人生を生きていたのです。

鵜原憲一と室田佐知子、田沼久子とは過去立川で接点があります。

その鵜原憲一が結婚するにあたり、
もうひとりの自分である曽根益三郎を抹殺しようとしたところから事件が起りはじめます。

結婚をして東京転勤になった鵜原憲一が仕事の引継ぎのために金沢に行って、そのまま失踪。
新婚1週間の妻鵜原禎子が失踪した夫を探すために金沢へ向かうところから映画ははじまっています。

原作が松本清張さんだから、大筋は「砂の器」と同じで自分の過去を隠すために罪を犯してしまう話です。

「砂の器」はハンセン病に対する偏見により起こった事件で、「ゼロの焦点」は、女性の終戦直後の仕事に対する偏見から起こった事件といえます。


2009年犬童一心監督の「ゼロの焦点」はもう観ているのですが、管理人的にはいまいちだったのです。

新妻鵜原禎子役の広末涼子さんの演技に説得力がないし、

社長夫人室田佐知子役の中谷美紀さんの演技がオーバー過ぎて(特に演説のところ)、興ざめ。

でも、
田村久子役の木村多江さんと、鵜原憲一役の西島秀俊さんは抑えた演技で良かったのですが。


野村芳太郎監督の「ゼロの焦点」は1961年公開作品。
戦後16年後です。
よって、役者さんはみな懐かしい方ばかり。

1961年版では、結婚1週間で失踪した夫鵜原憲一を探す主人公の新妻鵜原禎子役は久我美子さん。
突き詰めた表情、相手を探っているような目の表情を見ていると、夫の失踪の真実をなんとしても明かそうとする決意が伝わってきます。
広末涼子さんは、この思い詰めた表情が伝わってこなかったので、真相を暴いたとき、”どうして犯人が分かったの?”と思ってしまい、とても唐突に感じてしまったのですよ。

そして、1961年版にはなかった社長夫人室田佐知子役の中谷美紀さんの演説。
こちらも室田佐知子が現在どのような立場にいるのかということを強調するための演説シーン。

まあ、このシーンがクライマックスだったと思います。それゆえ中谷美紀さんの演技がエキサイトしすぎてオーバーになってます。
1961年版では室田佐知子役は高千穂ちづるさんが演じられています。
おっとりと優雅で、社会活動もしている社長夫人として描かれています。

1961年版の田村久子役は有馬稲子さん。
有馬稲子さん演ずる田村久子が、大人し気なしゃべり方から一転して蓮っ葉(はすっぱ)なしゃべりになる橋の上のシーンは見応えがありました。口数も少ないのですが、その存在感に圧倒されます。

2009年版での田村久子役は木村多江さん。上手な女優さんですね。
鵜原憲一役の西島秀俊さんとの絡みのシーンは、儚い幸せ感があって、その後の展開が画面に自然と滲み出ています。

鵜原憲一役は2009年版の西島秀俊さんの方が良いですね。

1961年版の鵜原憲一役は南原宏治さんで、男のエゴとズルさ、気弱さが描かれていましたが、
西島秀俊さんが演じられると、男のエゴとズルさ、気弱さがなくなり、
鵜原憲一という人物の良心、哀しさ、男の得たいの知れなさが見え隠れしているという。。。(笑)

西島秀俊という俳優さんの真骨頂を見れる作品になってます。


2009年版は能登の海や崖や海岸線はCGだったように思いましたが、

1961年版は実際に撮影されていると思うので、能登の荒ぶる海と崖、海岸線に沿って走る汽車、村の鄙びた様子が主人公の胸の内と相まって視聴者の心に迫ってくるものがあります。





↓ 野村芳太郎監督「ゼロの焦点」(1961年)
32178998.jpg     1400174557.jpg
                    ↑ 犬童一心監督「ゼロの焦点」(2009年)











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